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新野の盆踊り

国重要無形民俗文化財
8月14日・15日・16日

享禄2年(1529)、阿南町新野(にいの)の瑞光院(ずいこういん)というお寺が建てられた際、和尚(おしょう)さまとゆかりのある三州振草下田(愛知県東栄町)の人々が来て、祝い踊ったのが始まりといわれています。8月14〜16日の午後9時から翌朝6時頃まで、商店街の中心に建てられた櫓(やぐら)を囲んで夜通し踊ります。

音頭取りの声だけで楽器を一切使わないこと、最後の夜明けに瑞光院の参道下へ新盆の切子灯籠(きりことうろう)を送る「踊り神送り」(おどりかみおくり)が行われることが特徴で、民俗学者の柳田國男(やなぎだくにお)がご祖先様を祭る古い姿を残すものとして高く評価しました。

踊りの種類は扇子を使うものと、手踊りの2種類があります。また8月第4土曜日にも「うら盆」と称して盆踊りを行います。

※切子灯篭:盆提灯の一種。新盆のお家が、亡くなった方の精霊を送るために飾り付けます。

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